
※注意!!
『英会話教材を斬る!』で取り上げている教材は、サイト運営者である私が見て
あるいは実際に使ってみて、、『これなら良さそう』と思えるものを紹介する内容
になっています。
しかし、この『トークるズ』に関しては、私自身、教材開発に加わっています。従って、
第三者として評価するのではなく、あくまで内部事情を知る人間として、出来る限り
のことをお伝えしていくものとなります。
出来る限り、客観的な視点でご紹介させて頂きますが、開発者として若干贔屓目
に見てしまう部分もあるかもしれませんので、その点を踏まえたうえで、判断材料
として頂ければと思います。
トークるズというのは、CDにテキストが付いているというオーソドックスなスタイルの
語学教材ですが、一つだけ他の教材と違う点は、スピーキングに焦点を当てている
ことです。
この教材は柏木さんという40代の男性が発起人として開発されたものなのですが、
そのコンセプトは『初歩的なスピーキング能力を身に付けられる教材』というもの
でした。
柏木さんというのは、英語という点については典型的な日本人です。
日本生まれの日本育ちで、英語の勉強というのも受験対策+大学入学後の
授業のみ。
(上智大学出身なので、普通の学生よりは英語を勉強していたそうです。)
卒業後、業務関連で英語を使わなければいけない職場で働くことになり、
英語の勉強はずっと続けていました。
しかし、日本人の典型そのもので、読み書きはついていけても、会話する
ということでは、さっぱりついていけず、かなり苦労されたそうです。
何とかスピーキング能力を身に付けようと、以来30年近く勉強を続け、語学
教材や英会話スクールへの投資も数百万円を超えるほどになったのですが、
そのなかで、『これは有効だ』とたどりついた学習法は、次の3つだったそうです。

柏木さんは、この学習法で取り組むようになってから、完璧とまでは言えないまでも、
業務上全く支障がないレベルで英語でコミュニケーションがとれるようになりました。
その一つの証拠が、ゲームソフトで有名なスクエアでゲームの翻訳を行う部署で
部長を務めていたことです。『ファイナルファンタジー』の英語版製作も、柏木さんが
全て指揮をとっていました。
こういった経験を経て、自分は何とか、そこそこの語学力を身に付けることが出来たが、
世の中を見渡してみると、過去の自分と同じところで足踏みしている人が非常に多い。
理由は自分が実践して効果を実感できた学習法を盛り込んだ語学教材がないこと。
そうであれば、自分で作成してしまおうということで、開発したのが、この『トークるズ』と
いう教材です。
私も完成版を使ったことがあります。(当たり前ですが・・・)
概要としては、洋菓子職人を目指す高橋裕吾と香水メーカーで働くOL、
大島真理の二人を主人公として進むドラマです。
元々接点のない二人が、様々な紆余曲折を経て・・・というストーリーに
なっています。プロの脚本家が作ったストーリーなので、それだけで楽し
めるようなものになっています。
内容の面白さという点では、既存の語学教材でいえば、イングリッシュ
アドベンチャーをイメージして頂けるとわかりやすいと思います。
ここに先ほどご説明した学習メソッドを組み込んで、楽しみながらスピーキングの
トレーニングが出来るようになっています。
こういった内容を踏まえたうえで、私の感想としては、次のとおりです。
開発者を離れて、学習者としてインプレッションさせて頂きます。
とっても簡単、上級者には物足りないかも??
最初にCDを聴いたときには、凄く簡単だなと思いました。使用されている
単語やフレーズが本当に誰にでもわかるようなレベルだったからです。
今までにトークるズを購入してくれた人のなかに中学生、高校生の女の子も
いたのですが、『楽しく勉強しています』という感想を頂いたぐらいなので、
逆に言えば、中学・高校レベルの知識があれば、ついていける内容と
いうことです。
初心者にとっては、いいかもしれませんが、中級者・上級者にとっては
物足りなく感じるかもしれません。少なくても、トークるズを使うことで、
新しい知識を身に付けられるということはないはずです。
スピーキングのトレーニング教材としては初心者から上級者まで使える
TOEIC800レベルの人でも勉強になる可能性アリ
ただ、中級者・上級者の中にも、スピーキングに関して言えば素人同然と
いう方もいます。そういった人たちにとっては、役立つ可能性があります。
私自身、語学力に関しては中級から上級の間に位置するぐらいだと思います。
過去、アメリカの大学院に留学していたこともあるので、そこそこ話す力もあります。
それが、数年間、英語を使う機会がないので、能力が落ちていることもあるかも
しれませんが、トークるズの教材を使って、スピーキングのトレーニングをするのは
大変でした。
実行する前は楽勝と思っていたのですが、実際に試してみると自分が想像して
いたようには、うまくいきません。
正直ショックだったのですが、英語の知識と話すことというのは全く別物という
事実を認識する機会となりました。
知識は豊富だけど、実際に英語を使う機会がないという人であれば、私と同じような
状態にある可能性があります。そういった人にとっては、スピーキング能力をつける
という意味では間違いなく役立つはずです。
結論として、英語を話せるようになりたい、でも話す力はゼロに等しい。
こんな方に最適の教材です。
ちょっとした適応表をまとめてみました。

英語の知識の有無はともかく、スピーキング能力が低い人にとっては、トレーニング
教材として使える可能性が大です。
その一方で、スピーキング能力も知識も、そこそこという人にとっては、物足りなさを
感じるかもしれません。
また、トークるズを通じて、英語の知識が向上するということは、初心者以外の人は
期待しないほうがいいです。あくまでも、話す力をつけるためのものと考えてください。
逆に、英語のレベル自体は簡単なので、英語そのものが苦手で、知識もあまりないと
いう人にとっては、いきなり取り組んでもついていける可能性が高いので、初心者に
対するハードルは低いです。
●英語を話せるようになりたいけど、全くダメな人
●これから英語を話すことを目標に、勉強を始めようとしている人
※英語の知識を高めたいという人にとっては、メリットがない教材なので、
使う必要はありません。