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vol.98 『目標を達成できないことはいいこと』


英語を勉強するときには、たいてい目標を設定していると思います。
今日はこの本を50ページまで読むとか、単語を100個覚えるという
ふうにです。

この目標ですが、あなたは自分が設定した目標どおりに毎日進んで
いますか?

それとも、いつも目標に達することが出来ない自分にダメ出し
しながらやっていますか?


私は性格からなのか、いつも高すぎる目標を設定して、必ずといって
いいほど、目標を達成できずに終わっている人間でした。


目標を達成できないわけですから、気分もすっきりせず、
毎日、何となく満たされない気持ちで英語生活を送っていました。


でも、今ではこれでよかったと思っています。
目標を100%達成することは、自分に負荷がかかっていない証拠
いうことに気がついたからです。


筋トレなどもそうですが、これ以上出来ないというときに、さらに
少しだけ頑張ること=負荷をかけることが能力アップにつながります。

一気に能力が上がるのは、こんなときです。


逆にいえば、これ以上できないという場面に遭遇しないままだと
あまり能力アップにはつながりません。


これを目標と照らし合わせてみると、こんなことがわかります。

いつも目標を達成しているということは、コトバを変えてみれば
自分の能力で達成できる範囲内のことしか、やっていないという
ことです。

負荷がそれほど、かかっていない状態です。


一方、目標を達成できないということは、その目標が自分の能力で
カバーできる範囲を超えていたという証拠になります。


次の例をみてください。


A:100の能力の人が80のことをやろうとして、100%達成する
B:100の能力の人が120のことをやろうとして、90%達成する


達成度でいえば、Aのほうが上です。目標どおりに全てやり遂げた
のですから、満足度も高いでしょう。

しかし、
実質的に多くのことをこなしたのはBです。
ですから、本当はBの人のほうが実力は伸びています。


今日、このコラムで言いたいことはご理解いただけたでしょうか?

常に自分の能力を超える目標=達成できないような目標を設定した
ほうが、実力の伸びが速いということです。

コトバを変えれば、いつも自分の目標どおりにカリキュラムをこなす
とができないという人は、実は能力アップのペースが著しく速い
可能性もあります。


さぼっていたから目標を達成できなかったというのは論外ですが、
キチンと努力したにもかかわらず目標をクリアできなかったと
いうのは、実はいいことです。

ですから、本当は満足していいことなんです。

また、いつも目標を達成しているという人は、最初から自分に
とって低すぎる目標を設定していたのでは?と疑ってみてください。


目標を達成できないことはいいことです。
そんなときこそ、『よく頑張った!!』と自分を褒めてあげてください。


おわり



2005年6月24日 「もう一度始めよう!1日5分からの英会話」掲載



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